ジュニアアスリートの食事、栄養補給を大人との違いで説明してみたいと思います。
※専門的な見解は栄養士さんなどの情報を参考にしてください。
ジュニアアスリートには成長ための栄養補給が必要
活動によって減少したエネルギーを補給するため、大人も子どもも食事を通じて栄養補給を行います。
子ども、特にジュニアアスリートに属する「運動する子ども」と大人の違いは、「運動分」「成長分」の栄養補給を意識する必要があることです。
特に運動により大きくエネルギーを消費する場合、栄養不足は、当日のパフォーマンスへの影響に加えて、体の成長に必要な栄養も足りなくなります。
つまり、「生活によって消費するエネルギー」に加えて「運動によって消費するエネルギー」と「成長のための栄養」を補給する必要があります。
生活によって消費するエネルギー
一般的には「基礎代謝」などで説明される、「一般的な生活をするだけで消費するエネルギー」になります。
基礎代謝は筋肉の量に比例することが多いため、子どもによりも大人、女性よりも男性のほうが大きくなります。
この部分については、大人よりも子どもは小さいと言えるのではないでしょうか
運動によって消費するエネルギーの補給
運動する競技によって細かい点は違う部分がありますが、運動によって消費するエネルギーは主に「運動する前の食事」で事前に補給することになります。
最近では「補食」として、運動の合間でのエネルギー補給の有効性が確認されて、プロアスリートも試合中エネルギー補給をしている姿を確認することができます。
「ロコ・ソラーレ」の「もぐもぐタイム」が有名ですね
少年野球でも休憩中にゼリー飲料などでエネルギー補給を推奨するチームがあると思います。
成長のための栄養補給
体が成長するため栄養補給は、大人ではあまり考慮しない部分になります。
特に「筋肉」の成長を意識した「タンパク質」、「骨」の成長を意識した「カルシウム」は有名ですね。
運動によって消費するエネルギーの補給が「運動前」「運動中」に行われるため、成長のための栄養補給は「運動後」を意識すると良いと思います。
とくに運動後の空腹時は、普段苦手な食事でも空腹も手伝って食べることができる場合が多く、このタイミングを上手に活かしたいですね。
特に牛乳が苦手なお子さんには、このようなタイミングでチョコレート風味、ココア風味のパウダーを溶かして牛乳を飲むと良いと思います。
まとめ
ジュニアアスリートにとっての栄養補給は「運動によって消費するエネルギーの補給」と「体の成長のため栄養補給」を意識するとよいです。
「運動によって消費するエネルギーの補給」は運動前や運動中のタイミングで意識します。
「体の成長のため栄養補給」は運動後のタイミングで意識しましょう。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。