GWなどの連休では、試合も連戦になります。
連戦時の体調管理について、説明したいと思います。
食事編:朝食をしっかり食べよう
連戦中は特に朝食の重要性が増します。エネルギー補給と消化のバランスを考えたメニューを意識しましょう。
- 朝食:おにぎり・卵焼き・味噌汁・ヨーグルト・果物
- 試合前のおやつ:ゼリー飲料・エネルギーバー
- 夕食:たんぱく質(肉・魚・豆)と野菜をしっかり
水分補給もこまめに行い、スポーツドリンクと水の使い分けが効果的です。
体を動かす前は「エネルギー補給」、体を動かした後は、特に夕食時には「体の回復」「体の成長」を意識すると良いと思います。
睡眠編:夜ふかしを避けよう
疲労回復に欠かせないのが「睡眠」。試合が続く時期こそ、就寝・起床時間をできるだけ一定に保つことが大切です。
- 小学生の理想的な睡眠時間:9〜10時間
- 前日の寝る前ルーティン:自分にあったルーティンを設定しましょう。
大谷選手が睡眠をたくさんすることは有名です。夜ふかし気味の子どもには「睡眠もトレーニング、大谷選手もたくさん寝ている」と伝えてもいいかもしれませんね。
昼寝には注意
疲れているからといって、夕方に長く昼寝をすると夜眠れなくなることも。15〜20分程度の仮眠に留めましょう。
ホットミルクの効能
寝る前のルーティンとしてホットミルクを飲むことオススメします。
ミルクにはトリプトファンというアミノ酸が含まれており、これがセロトニンという脳内物質の原料となり、メラトニン(睡眠ホルモン)の生成を促します。
また、ホットミルクを飲むと、体温が上昇し、その後体温が下がる際に眠気が訪れるため、入眠しやすくなります。
ミルク=カルシウムのイメージがあると思いますが、カルシウムは、交感神経の働きを抑え、副交感神経を優位にする効果があり、リラックス効果をもたらします。
その上で疲労回復や骨の生成などの効果も期待できます。
消化の面を考慮すると、温かいミルクが効果的です。
準備編:前日の段取りで当日のバタバタを防止
試合が続くと、準備も抜かりがちに。前夜の準備がスムーズな朝を作ります。
持ち物のチェック:ユニフォーム、帽子、バット、グローブ、タオル、補食、水筒など
着替えの予備:連戦だと汚れる頻度もアップ
スケジュールの共有:家族で翌日の予定を確認し、サポート体制を整える
忘れ物は一気にペースが崩れ、モチベーションの面でもマイナスが大きいです。しっかりと準備を「前日」のうちに整えておきましょう。
メンタル編:結果より“やりきった”気持ちを大切に
連戦でうまくいかない日もあります。お母さんは「結果より努力」を認めてあげる声かけを心がけてみてください。
「今日は最後まで全力だったね!」
「ミスしてもチャレンジしたことがすごいよ」
「疲れてるのにがんばったね!」
メンタル面のサポートは、次の試合への前向きなエネルギーになります。
特にお父さんは厳しい一言が多い傾向がありますので、お母さんは前向きに気持ちになれる一言を心がけましょう。
「アメとムチ」バランスが必要です。
まとめ
連休など連戦が続くと体力と気力の消耗も大きくなります。
食事、睡眠を十分にとり、メンタル面の調整していけば、上手に乗り切っていくことができると思います。
良い思い出をたくさん作っていきましょう。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。