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【少年野球】野球のシーズンオフ 冬に野球をやらない理由

野球の場合、冬は「シーズンオフ」です。

その理由について説明したいと思います。

対外試合禁止期間

高校野球では、12月1日~3月第1土曜日までの対外試合を行わない「対外試合禁止期間」があり、中学野球、少年野球でもその慣わしに従って、同様の時期は試合を行わない場合が多いです。(地区によって違う場合があります)

高校野球の場合、この期間の設置目的は以下の通りです。

  • 地域格差の解消
  • 学業とのバランス
  • 健康管理、怪我予防
  • 冬季の試合のリスク

ここでは、4つの目的のうち、少年野球にも共通する部分について、説明したいと思います。

健康管理、怪我予防

野球特有の怪我といえば、肩や肘の怪我です。

正しいフォームで投球動作ができていないことが原因になる場合もありますが、多くの場合は「投げすぎ」が原因です。

成長期にある小学生にとっても、シーズンオフの冬の時期に投げる量を減らすことで、肩や肘を「休ませる」効果があると考えます。

成長期にある小学生の肩、肘の関節は、軟骨となっている部分があります。その軟骨部分が剥がれたりすることで「野球肘」などに診断されますが、軟骨は時間の経過により回復することが多いです。

この回復するための期間として冬のオフシーズンは有効であるといえます。

※高校生以降、体の成長が終わり、関節部分にあった軟骨から骨へ成長します。
軟骨が骨に成長することで、軟骨にあった回復機能がなくなってしまいます。
そのため高校生以降は「肩を壊す」「肘を壊す」の表現となり、ほとんどの場合、回復が難しくなります。

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冬季の試合のリスク

冬は気温が低く、筋肉や関節の稼働が悪くなり、怪我の発生可能性が高くなります。

野球の競技の特性上、瞬間的に大きな力を出す必要があり、稼働が悪くなっている筋肉や関節には負担が大きくなります。

特に試合は、その傾向が強まるため、怪我の可能性が高まることになります。

十分なウォーミングアップを行うことで対策することも可能ですが、あえてこの時期に試合をする必要はなく、結果として「シーズンオフ」となります。

まとめ

野球が冬にシーズンオフとなるのは、怪我の防止の面で有効です。

特に、筋肉や関節の稼働が悪くなる低気温の状況は、練習でも十分にウォーミングアップを行い、シーズンオフに怪我をする、ことは避けましょう。

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〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。