監督さんが試合前に「試合球を準備して」と言う場面がありますね。
野球の試合、練習時の試合球、練習球の違いについて、説明してみたいと思います。
試合球
少年野球を含めて野球では、試合する場合は双方から2球ずつ、新品のボールを出し合います。
試合で使用するボールの大きさが異なると、不具合になるため、一定の規格にあったボールを使用することになります。この規格に合ったボールのことを「検定球」「公認球」と呼んだりします。
「試合で使用する」検定球・公認球のことを一般的に「試合球」と呼んでいます。
軟式野球のボールは、
- ナガセケンコー
- ナイガイ
- ダイワマルエス
上記のメーカーが検定球・公認球を準備しています。
自チームがどのメーカーの検定球を使用しているか?は確認しておいたほうが良いです。
練習球
店頭やネットショップで「練習球」とされているボールがあります。
こちらは、検定球・公認球ではない=試合では使用できないボールとなります。
値段は安いですが、大きさが微妙に違ったり、ボールのディンプル(軟式ボール特有の凸凹)の模様が違っていたりします。
※現在の検定球・公認球のディンプルは「ハート型」です。
ボールを手で握る感覚は積み重ねですので、壁当てなど私用で使うボールでも検定球・公認球が使えると良いですね。
練習用のボール
練習球と練習用のボール、微妙に言い方が違っていますが、練習用のボールは試合球などの検定球のうち、試合で使用した後、練習用としたものになります。
また「B級品」として、検定マークを削った「検定球と同じメーカーのボール」が存在します。白い箱に入っていたりしますが、「試合球としては使用できないけれど、検定球の規格に近い」ボールです。使用感はほぼ同じです。
道具に詳しい指導者であれば、「B級品」のボールを安く買って、練習用のボールとして活用し、たくさんのボールで練習しています。
このような指導者はよく研究されている方だと思います。
まとめ
ボールは消耗品ですが、メーカー大きさや質感がわずかに異なります。
検定球・公認球と練習球ではその違いが大きくなります。
少年野球を始めた小学生には、ボールを握る感覚を早く身につけておきたいですね。
特に投手(ピッチャー)を目指すのであれば、その繊細な感覚を少しでは早く身につけるため、検定球・公認球で練習ができると良いと思います。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。