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【少年野球】お母さんでも分かる「バットの構え方」

難しい技術的な話ではない形で、お母さんがお子さんにアドバイスできる「バットの構え方」をお伝えしようと思います。

バットの構える位置=手がどこにあるか?を確認する

バットの構える位置の高い・低いは、バットを握っている手の位置で判断します。

上の写真の手の位置はかなり低くなっています。

比較として大谷選手のバットの構えを確認してみてください。手が頭の位置にあり、バットをかなり高い位置で構えていることが分かると思います。

バットの構え方に正解はない

バットの構え方は、個性が大きく出る部分です。

ここでは、バットを構えた時の「実現したいプレー」と「バットの位置」を分かりやすく説明して、お子さんに悩みにちょっとしたアドバイスになる考え方を整理します。

※お母さん向けに平易に説明するため、専門家の方の見解と異なる場合がありますが、ご了承ください。

ボールを遠くに飛ばしたい:バットは高く構える

飛距離アップが目的の場合は、バットを高く構えるほうが効果的です。

これは、高く構えたバットの位置エネルギーを活かすことで、大きくボールを飛ばす考え方です。
同じボールを1mの高さから落とした場合と2mの高さから落とした場合、2mのほうが高くはずむ仕組みとザックリ考えましょう。
バットをより高い位置から振り下ろしてボールに当てると、より大きなエネルギーがボールに伝わり、飛距離がアップします。

ホームランバッターの大谷選手や村上選手は、バットを持つ手の位置が顔よりも高くなっていて、バットを高く構えています。

※バットを振り下ろす形になるため、バットにボールが当たる確率は低くなります。

※ゼットのブラックキャノン、飛距離にこだわるバットの1つです

バットにボールを当たるようにしたい:バットを低く構える

空振りが大きく、バットにボールを当てることを優先したい場合は、バットを低く構えるほうが効果的です。

バットを振り下ろすのではなく、バット水平に振ることで、ボールに当たる確率を上げましょう。(専門的な用語では「レベルスイング」となります)
バットを水平に振るために、バットを持つ手の位置は肩のあたりに構えます。

ヒットをたくさん打つタイプのイチロー選手は、バットを持つ手の位置が低く、バットを必要以上に高く構えません。

※バットの位置エネルギーを活かせないため、飛距離は少なくなります。

まとめ

バットの高さは、バットを握っている手の位置で判断します。

ボールを遠くに飛ばす飛距離に課題がある場合は、バットを高く構えて位置エネルギーを活用しましょう。振り下ろす形になるためミート率が下がります。

ボールのミート率に課題がある場合は、バットを低く構えて水平にバットを振ることを意識しましょう。位置エネルギーを使えなくなるため飛距離は下がります。

バットの構え方は個性もあり、正解はありませんが、何を良くしたいのか?を考えるとバット位置をどうすれば良いのか?考えることができます。

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〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。