お子さんから新しいバットを買って欲しい、と言われるものの、「この間買ったばかりなのに」「打てないことをバットのせいにしていないか?」と考えますよね。
バットの買い替えについて、説明してみます。
バットは買い替えしても大丈夫
バットは体の成長とともに、長さや重さを見直すことが大事です。
また、当日の調子や相手のピッチャーによりチームメイトのバットを借りたりします。
グローブは自分の型、クセが出る道具ですが、バットはそのようなことがありません。
以上のことから、グローブに比べるとバットは買い替えの頻度が高くても大丈夫です。
バットが軽い時は買い替えを検討する
「バットには良く当たるのだけど、印象や手応えよりも飛距離が出てない」時は、バットが軽くなっています。
少年野球では、この理由が買い替え理由で一番多いと思います。
バットは軽いものよりも重いものが飛びますので、現在使用しているバットよりも重いバットに買い替えましょう。
ポイントは「良く当たるけれど、飛ばない」です。
バットが重い時は買い替えを少し待つ
「今まで良く打っていたのに、急に打てなくなった」時は、バットが重すぎる場合があります。
バットが重くなることで、自分が思っている場所・タイミングでスイングができず、空振りになってしまいます。
- 重くてスイングが下がってしまい、自分が思っている場所で振れない
- 重くてスイングスピードが落ちているため、タイミングが合わない
この要因は、素振りなどでバットを振り続けて修正することができます。
バットに慣れるまで少し時間がかかると考え、買い替えは少し待ちましょう。
ポイントは「急に打てなくなった」です。
長さは気にしない
バットの長さは極端に長い場合や短い場合を除いて、影響が大きくありません。
そもそも1cm、2cmの差は、バットを長く持ったり短く持ったりすると、気にならなくなります。
少年野球の場合は体が成長するため、バットを「短くなる」ことはほとんどないので、現在使用しているバットよりも少しだけ長いバットを選ぶ程度で良いと思います。
バットの買い替えには「重さ」が大事
バットの買い替えでは、長さよりも重さに注意することが大事です。
バットの重さはバットには表記がないため、買い替えの時には、今使用しているバット重さを知っておく(調べておく)と良いと思います。
重さが分からない場合は、店頭に現在使用中のバットを持参すると良いと思います。
※バットには長さと太さは表記されています。
まとめ
バットはグローブと比較すると、調子や相手によって交換するような道具です。
特に「飛ばない」と感じる場合は、体力・パワーや技量に対してバットが「軽く」なっているため、重いバットへの買い替えを検討すると良いと思います。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。