カラフルなグリップテープをつけているバットも増えてきました。
握力の弱い低学年にはグリップテープの効果は高いため、グリップテープについて説明してみます。
グリップテープは消耗品
バットを握る部分にあるテープをグリップテープと呼びます。
使用していると、テープが毛羽立ってきたり、穴が空いたり、裂けたりします。
最近は、少年野球でもバッティング用の手袋「バッ手」を使用するため、グリップテープの重要度が低くなっています。
それでもグリップの太さを調整するグリップテープを交換することで、扱いやすいバットに変わるので、気軽に交換してみましょう。
厚さと握り心地で選ぶ
グリップテープには様々な種類がありますが、ポイントは厚さと握り心地になります。
厚さは基本的なものは1.0mmですが、0.5mmの薄いものから、厚いものでは4.0mmもあります。
また、凸凹のあるタイプやツルツルのタイプなど握り心地の違いもあります。
一方で色は、性能には大きな影響はありませんので「好み」のものを選びましょう。
少年野球では革製は避ける
素材も様々なものがありますが、本格的で高級品となる革製のものがあります。
少年野球では、雨に濡れることも多いため水に弱い革製は避けるほうが良いと考えられます。グリップテープは消耗品ですので、高級品を使用するのはまだ早いとも考えられます。
革製以外であれば、値段も手頃ですので、どの素材を選んでも大きな差はないため、感触や色などで選択して良いと思います。
右打ちと左打ちで巻く方向が違う
あまり知られていませんが、グリップテープには巻く方向があり、右打ちと左打ちでは方向が違います。
購入時は右打ち用に巻いてあり、右打ちの人が多いからのようです。
左打ちの場合は、グリップテープを交換するときに巻く方向を逆にしましょう。しっくりとする感覚が必ずあります。
低学年には厚めのテープがオススメ
手の小さな低学年の子供には、グリップが細くなるように薄いものを選びがちですが、逆に太くなる厚いものがオススメです。
太いグリップの方が手全体で握る事ができるため、握力の弱い小学生の低学年には、厚めでクッション材の入っている凸凹のあるタイプのグリップテープがオススメになります。
このSSKの「ごくあつ4.0mm」が一番分厚くて凸凹がしっかりとしているため、低学年にはオススメの一品です。
まとめ
グリップテープは消耗品です。
厚さと触り心地、色やデザインなど、選ぶ事ができるため、気軽に交換すると良いと思います。
交換作業は慣れてしまえば難しくありませんが、有料で巻いてくれるスポーツショップもありますので、確認してみましょう。
テープを巻く動画はたくさんアップされていますので、ご自身で交換してもよいと思います!
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。