「新しいグローブが欲しい」とお子さんから言われ、「手入れもしていないのに、新しいグローブが必要なのか?」と疑問に感じると思います。
少年野球目線でのグローブの買い替えのタイミングについて、説明してみます。
基本的には「グローブは頻繁に買い替えない」
グローブは自分の手に馴染んだものが一番です。
買い替えると、この「馴染む」感覚がなくなることがデメリットです。
こだわりのある選手は「馴染む」感覚を大事にしており、違う型が付くことを避けるため、他人に貸すことを嫌がるほどです。
また、グローブを買い替えると馴染むまでの時間が必要です。
プロ野球や中高生のように毎日練習や試合をしない小学生は、馴染む期間が長くなってしまいます。
それでも、買い替えの検討が必要な場面があります。
体が大きくなりグローブが小さくなってしまった時
少年野球を始めた時のグローブは、小さなサイズが多いと思います。
グローブは大きれば良い訳ではありません。
例えば、大人の二塁手用グローブは少年用の大きさと差がないほどコンパクトです。
それでも、小さすぎるグローブは捕球時の負担があるため、買い替えを検討する必要が出てきます。
体の成長がある小学生の場合、「3年」が一つの目安になると思います。
グローブの捕球面が破れた時
グローブは、手入れが上手ではない小学生でも3、4年は破れずに使用できることが多いです。
グローブが破れる箇所は、ひもと捕球面です。
ひもは取替ができる部分ですので、ひもが切れた場合は、交換用の新しいひもを購入しましょう。
一方で捕球面は交換することができないため、この場合は「買い替え」することになります。
※補修して使い続けることもできますが、小学生の場合は体の成長に合わせてグローブも大きくする点から、「買い替え」がオススメです。
キャッチャーとファーストを守ることになった時
少年用のグローブは基本的には「オールラウンド」、つまりどのポジションでも守ることができるサイズ感で作られています。
そのため、ポジションが変わっても同じグローブで守備しても問題は大きくありません。
一方で、少年野球でも捕手(キャッチャー)と一塁手(ファースト)には「ミット」と呼ぶ専用のグローブがあります。
普通のグローブよりも、「捕る」ことを意識されています。
そのため、そのポジションを守ることになった場合は、ミットの購入を検討しても良いかもしれません。
まとめ
グローブは頻繁に買い替えをするものではありませんが、体の成長とグローブの手入れの状況による耐久面から、少年野球では「3年」が目安になります。
また、キャッチャーやファーストなど、ポジション専用のグローブであるミットがある場合は、ミットを購入することを検討しましょう。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。