少年野球の体験会、チェックするポイントは「人数」と「指導者」です。
今回は「人数」について説明したいと思います。
同学年の人数を確認しよう
野球は9人で行うスポーツで、1学年で10人以上いるようなチームは強いです。
ただ、子供の減少、他のスポーツの普及もあり、1学年で10人以上が在籍するチームは少なくなってきました。
小学生のスポーツは学年による体格差もあり、やはり最上級生である6年生の人数がそのチームの強さを左右します。
【チェックポイント】
最低でも同学年が5人以上いるか?
同学年の人数が少ない場合はデメリットが大きく、
- (その学年の)チーム自体が強くなりにくい
- チーム運営上の親の負担が大きくなる
この点は注意して確認する必要があります。
また、少年野球を始めるタイミングは4年生までが多く、5年生以降では始めること少ないです。
上記人数の確認は「今後、人数が増える機会が多いか?」も判断に加味する必要があります。
チーム全体の人数を確認しよう
1学年5人以上、5年生以降では新しく野球を始める子供が少ない点を考慮すると、チーム全体(1~6年生)の人数を確認する必要があります。
【チェックポイント】
チーム全体の人数が30人以上か?
チーム全体の人数が30人~40人のチームはチーム運営自体が安定していると思います。
- 少なすぎると、チームが弱くなりがちで、盛り上がらない
- 多すぎると、チーム運営が大変(チームは強い場合が多い)
特に、大きなチームで自分の代だけ人数が少ない場合は、6年生になった場合のチーム運営の負担は大きくなるので覚悟が必要です。
1つ上の学年の人数を確認しよう
(※各学年で1チーム運営できるチームは参考外となります)
少年野球は、6年生の試合がチーム運営の中心となり、試合数も多いです。
最近は、6年生の試合に5年生と6年生でチーム編成をして参加することが多くなっています。
1つ上の学年の人数が少ない場合、上の学年の試合に参加する機会が増えるため、例えば5年生のうちから6年生の試合で経験を積むことができます。その結果、自分達の代が6年生になった時に経験の差が出ることがあります。
【チェックポイント】
自分たちの上の代が8人以上いるか?
- 上の代が少ない場合は、自分たちの代は経験を多く積むことが強くなるので、自分達の代のことだけで考えるとプラスです。
- 上の代が多い(特に上の代だけで試合ができる)場合、自分達の代は経験を積む機会が少なくなるので、自分達の代のことだけで考えるとマイナスです。
<番外編>複数の学校の子供で運営されているか?
チーム事情によりますが、複数の小学校の子供がいるチームと、単一の小学校の子供のチームがあります。
単一の小学校で運営しているチームに他の小学校から参加する場合、
- 学校行事の時期が合わない
- チームに溶け込めない可能性が高まる
- 活動スケジュールに無理が出やすい
などのデメリットが多いため、注意が必要です。
※複数の小学校の子供が在籍しているチームは、「それが当たり前」のため、上記のデメリットが問題となる場合が少ないです。
まとめ
野球はチームスポーツです。小学生のスポーツである以上、学年による体格差が強さに反映されます。
人数のチェックポイントとして「同学年(自分達の代)」「チーム全体」「一つ上の代」の人数を確認すると良いと思います。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。