GW明けには各チームでは、新入団員獲得のための体験会が開催されます。
体験会の参加のメリットやチェックポイントについて説明したいと思います。
<最重要ポイント>体験会だけでは決めない
一番大事なことは、体験会だけでは決めないこと、です。
体験会は「イベント」で、通常時のチームとは違います。通常時のチームの状態を確認することが一番大事であり、イベントはイベントとして確認をしていきましょう。
体験会を楽しく過ごせない(親・子ともに)場合は、「新入団員を勧誘される場面でもダメだった」として大きくマイナスで考えて良いと思います。
体験会があれば参加したほうが良い
体験会は、各チームにとって新入団員を勧誘する大事なイベントです。
チームにとっても新入団員を勧誘するために様々な準備をしていて、参加するメリットは大きいと思います。
【チェックポイント】
- チームの規模が分かる
- チーム全体の雰囲気が分かる
- 親の参加度合い(大人の関与が大きいか小さいか)が分かる
イベントになりますので、父母会のチーム運営力、イベント運営力を肌身で感じることができます。大事な確認事項は、チームに入ったら自身が当事者になることです。
少年野球チームへの関与度合いは、各家庭でまちまちです。
そのスタンスとチームの雰囲気が合っているか?を感じてください。
指導者の確認
イベントでの指導者の関与度合いを注意深く確認しましょう。
お父さんコーチではなく、ベテランの監督やコーチがどのようにイベントに参加しているのか?が大事なチェックポイントです。
【チェックポイント】
- 積極的にイベントに参加しているか?(椅子に座って偉そうにしていないか?)
- 初心者や低学年にも声をかけているか?
- 体験会参加の父母に声をかけているか?
監督やベテランのコーチには、野球を指導することが自分の役割と考えている人もいます。このタイプは頑固で面倒なことが多いです。(頑固オヤジは面倒ですね)
また、6年生のトップチームの指導だけすることを考えている指導者は、このようなイベントには関与度合いが低いです。
良い、悪い、いろいろな考え方がありますが、チームの一体感の面ではマイナスと私は考えます。
指導力の確認(確認の難易度は高い)
小学生の低学年は、理解度と語彙力が低いため、指導者にとって説明が難しい相手です。そのため指導力の差が大きく出ます。
ただ、その確認は練習を間近で見ている場合に限られ、違いに気づくことは難しいです。
【チェックポイント】
- 言い換えや擬音語の使い方が上手か
- 一度に複数のことを教えていないか(一つずつ、焦らず覚えることが大事)
- 1つの練習メニューの時間が短いか(低学年は集中力が低い)
野球は「走る」「投げる」「捕る」「打つ」など様々な体の動きを一度に要求する難易度の高いスポーツです。
体験会の参加する子供は、基本的には野球の初心者です。
初心者の子供に分かりやすい言葉や擬音語(ビュッ、シュッなど)を駆使して、子供がイメージできるように説明できているか?がポイントです。
→その上で親への説明がロジカルにできる指導者は、かなり力量の高い指導者だと思います。(使い分けができている)
また、練習メニューがたくさんあることは、非常に良いと思います。小学生、特に低学年は集中力の問題があり「あの手この手」で野球を楽しむ工夫が大事です。
まとめ
体験会はチームのイベントで、様々なことが確認できる非常に大事なイベントですので、参加の機会があれば、参加したほうが良いです。
一番大事なことは、体験会は非日常のイベントであり、それだけ決めないことです。
体験会のチェックポイントは、少年野球チームでイベントで開催する立場の方も逆の目線からチェックポイントとして活用できると思います。
一人でも多く、少年野球を始める子供が増えることを願っています。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。