少年野球の体験会で確認すべき「指導者:監督、コーチ」のポイントを記載していきます。
- 【最重要ポイント】休憩時間の子供の反応を確認する
- 練習の主役が子供になっているか?
- 1つの練習メニューが長いか、短いか
- 小学生でも分かる言葉で指導しているか?
- 練習に意図を感じられるか?(野球経験ありの方向け)
- まとめ
【最重要ポイント】休憩時間の子供の反応を確認する
少年野球は、小学生が主役のスポーツです。まだ精神的にも未熟な状態で、成功や失敗を繰り返しながら上達していきます。
その成功と失敗をどのように導いてくれるのか?指導者を確認するポイントになってきます。
小学生は正直で、「この人の言う事を聞けば上手になる」と思っている指導者には、休憩時間も寄っていきます。
練習時間の休憩中に、子供たちが監督やコーチの周りに集まっているか?が確認ポイントです。
練習中に厳しい指導者でも、信頼されている指導者には、休憩時間でも子供たちが集まってます。
練習の主役が子供になっているか?
少年野球は、子供が主役です。それは、試合でも練習でも同じです。
練習の雑務を子供たちがすべて対応しているチームか?が確認ポイントです。
落ちているボールを拾うことは大事ですが、大人が指示を出すだけで子供たちばかりが動いているチームは、今の時代では合わないのではないでしょうか?
特に、椅子に座って指示を出すだけの監督がいる場合は要注意です。
1つの練習メニューが長いか、短いか
小学生の集中力は30分程度です。学校の授業も小学生は45分。中学、高校、大学と授業時間は段々と長くなり、大人と子供の集中力の時間差は大きいです。
そのため、優秀な少年野球の指導者は、1つの練習メニューを長い時間行いません。
手を変え品を変え、飽きずに練習を組み立てられているか?が確認ポイントです。
キャッチボールだけでも、普通のキャッチボール、遠投、ワンバン、早投げ、3人組などバリエーションがあり、それをどのように組み合わせているか?だけでも確認できると思います。
小学生でも分かる言葉で指導しているか?
小学生、特に低学年では理解できる言葉に限りがあります。
子供向けと大人向けに使う言葉(表現)を変えることができるか?が確認ポイントです。
この「言葉(表現)の使い分け」ができるか?で子供たちの理解度は大きく変わってきます。
また、子供にかける言葉(表現)がポジティブなのか、ネガティブなのか?はその指導者の本質が表れ、なかなか変わることはありません。
大人であれば、ポジティブ・ネガティブの違いは分かると思いますので、よく聞いてチェックすると良いと思います。
練習に意図を感じられるか?(野球経験ありの方向け)
指導者の方と話をする機会があれば、その時やっている練習の意図を確認してみてください。
何かしらの課題をもって練習しているか?が確認ポイントです。
やはり漫然と「いつもメニュー」をこなしているチームと、課題感を持ち練習メニューに工夫をしているチームとは、強さが変わってきます。練習メニューを考えるのは監督であり、それを実行していくのはコーチです。
監督でもコーチでも、練習の狙いをしっかりと回答できるチームであれば、かなり信頼できるチームだと思います。
まとめ
体験会で確認できることは限られていますが、休憩時間中など、ふとした瞬間にそのチームの本質が出てきたりします。
子供(特に小学生)は正直で、厳しくても信頼できる指導者には、ニコニコしながら話をしたりするものです。
指導者を観察し、子供たちを下僕のように扱っているチームは辞めたほうがよいとハッキリ断言したいと思います。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。