野球のルールが分かり、お子さんに声をかける機会が増えてくると、どんな声をかけると良いか分からない、と質問を受けることがあります。
そんな質問を考えてみたいと思います。
子供はやっぱりお母さんに見てもらいたい
小学生のうちは、子供はお母さんに自分を見てもらいたいようです。
早く思春期に入ったお子さんは、照れてその気持ちを表に出さなくなりますが、それもお子さんの成長が適切であると考えましょう。
全てのプレーを見ることはできなくても、ちょっと目に入った印象にあるプレーを「良かったね」と伝えてあげると、反応は個性によりますが、間違いなく喜びます。
専門的なアドバイスは不要
お母さんは、ほとんどの方は野球の経験がなく、具体的な技術面でのアドバイスは難しいと思います。
でも、なんとなくの雰囲気であったり、調子が良いときの仕草などは、お父さんよりもお母さんのほうが鋭い観察眼を持っていることが多いです。
「調子の良いときは、バットを思い切り振っていた」
「このあいだの調子の良いときに雰囲気が近づいてきた」
「このあいだヒット打った時は、バットをグルグル回していた」
など、見た印象を前向きに伝えてあげることで十分だと思います。
技術的なアドバイスは、指導者や野球経験のあるお父さんの役割です。
子供にとって最高の応援団
指導者経験でいつも伝えていたことは、子供にとって親は最高の応援団で、最後まで信じるファンです。どんな場面でも我が子を信じましょう。
指導者や周りのチームメイトがあきらめても、最後の最後まで応援することが親の役割だと思います。
たまに「うちの〇〇は△△がダメで・・・」と謙遜からお話をする方がいますが、お子さんにとって一番の理解者に「ダメ」と言われる心理的ショックは大きいと思います。
最後の最後まであきらめない、がスポーツの大事なことではないでしょうか?
まとめ
小学生のうちは、お母さんに自分のことを見て欲しい子供がほとんどです。
技術的なアドバイスは難しいですが、女性らしい観察眼で、良い時の雰囲気を伝えてあげると良いと思います。
親は子供にとって、いつも応援してくれる最高の応援団です。子供を最後まで応援していきましょう。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。