「甲子園には魔物がいる」みたいな話がありますが、少年野球での応援(特にベンチ外の親)の効果について、コメントします。
応援で選手の気分をのせる
野球は失敗のスポーツと言われるほど、思ったとおりのプレーができないことが多い競技です。
選手は一生懸命プレーしています。特に試合では少しでも勝利に近づくために、緊張感をたくさん感じながら懸命にプレーしていると思います。
そのような状況で、その時の気分がプレーに大きく影響するのが少年野球です。
少年野球での応援の最大の効果は、まだまだ精神力が未熟な小学生に気分良くプレーしてもらうこと、と考えています。
野球には"流れ"がある
野球には"流れ"があると言われます。
「ピンチの後にチャンスあり」の言葉がありますが、ピンチを乗り切ったことで試合の"流れ"を引き込み、チャンスが生まれることは良くあります。
応援は、その"流れ"を引き込むことに、とても効果が高いと思います。
"流れ"は数字や明確な形で見えるものではありませんが、"流れ"があれば、相手の強い打球がグローブに吸い込まれるように捕球できる場合もありますし、"流れ"がないと、相手の平凡なゴロがイレギュラーしてヒットになる場合もあります。
このようにラッキー、アンラッキーを自チームに良い"流れ"で呼び込むことが応援の力にあると思います。
相手のチームへのプレッシャー
野次や暴言はNGですが、自チームへの大きな応援が、自然と相手へのプレッシャーとなり、相手が思い通りのプレーをすることが難しくなる効果があると思います。
これの一番大きくて有名なものが「甲子園の魔物」だと思います。
実際に自チームのチャンスで大きな応援があると、相手チームが思いもしないミスをする場面をたくさん見てきました。
繰り返しですが、相手への野次、暴言はNGですが、自チームへの応援が自チームの力になることは間違いありません。
まとめ
グランド内の選手とグランド外の応援が一体となっているチームは、逆境に強く、チャンスはもっと大きなチャンスに広がります。
少年野球はグランドの内と外の距離が近いスポーツです。
たくさん応援して、良い結果をお子さんと一緒につかみましょう。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。