試合のアナウンスは、慣れるまでは、なるべくやりたくないと聞きます。
アナウンスで注意すると良い点を説明したいと思います。
アナウンスの目的
アナウンスの一番の目的は、選手交代の確認になります。
回数、表裏、バッター、球数
いろいろとアナウンスをしますが、試合の流れの中で、両チームのスコアラーもスコアをつけており、注意深く確認はされていないと思います。
間違えても言い直せば良いので、落ち着いて、アナウンスしていきましょう。
攻撃側の選手交代
少年野球でのアナウンスは、両チームからお母さんがそれぞれのチームのアナウンスを担当する事になると思います。
また、選手交代時のアナウンスは交代があるチームのお母さんが担当することになるはずです。
攻撃側の選手交代は、代打と代走になります。基本的には1対1での交代になるため、落ち着いて対応すれば、間違いは少ないです。
ホームベースから一塁、二塁、三塁の順にアナウンスをすると間違いにくいです。代打と代走が同時にある場合は、代打のアナウンスの後、一塁、二塁、三塁の順に代走のアナウンスを行えば、抜け漏れがありません。
守備側の選手交代(回の途中交代)
守備側の選手交代は、1対1の交代だけでなく、玉突きのような交代があり、攻撃側よりも難易度が高いです。
1対1の交代の場合、「どこのポジションが交代となるのか?」が大事ですので、守備位置を伝えることを意識してアナウンスをしましょう。
玉突きの場合は、
まずベンチに戻る選手とベンチから入る選手をアナウンスして、
玉突きになった選手がどこに移るのか?を繰り返し、
最後にベンチに戻って空いたポジションに入る選手をアナウンスする
とうまくいきます。
① ベンチに戻る選手のポジションと名前をアナウンス
「レフトの〇〇くんに代わり」
② ベンチから入る選手のポジションと名前をアナウンス
「■■くんが入り、ピッチャー」
~②が続く場合あり
「ピッチャーの◎◎くんが、ファースト」
「ファーストの▲▲くんが、ライト」
③ ベンチから入る選手のポジションと名前をアナウンス
「ライトの△△くんがレフトに入ります」
④ 打順の順番で、変更があったメンバーを復唱します。
「1番、レフト、△△くん」
「3番、ファースト、◎◎くん」
「4番、ライト、▲▲くん」
「8番、ピッチャー■■くん」
守備側の交代(回の始まり)
攻撃の時の代打、代走の影響で守備位置の変更や選手交代が発生します。
その他、ピッチャーが交代になる場合も多いです。
まず、交代が発生している代打や代走の選手、ベンチへ戻る選手、ベンチから入る選手からアナウンスします。
①-1 代打や代走の選手がそのまま守備につく場合
「代打しました△△くんがそのままレフト」
①-2 代打や代走の選手に代わって違う選手が選手が守備につく場合
「代打しました〇〇くんに代わって、△△くんがレフト」
①-3 守備交代が発生する場合
「ファーストの〇〇くんに代わって、△△くんがレフト」
② この後、玉突きの変更がある場合は、上記と同様にアナウンスを続けます。
「レフトの◎◎くんが、ピッチャー」
「ピッチャーの▲▲くんが、ファースト」
③ 打順の順番で、変更があったメンバーを復唱します。
「3番、ファースト、▲▲くん」
「4番、ピッチャー、◎◎くん」
「7番、レフト、△△くん」
まとめ
チームにアナウンスマニュアルなどがあれば、そちらを優先してください。
1対1の交代の場合は、「どこに変更があったのか?」がポイントです。
玉突きの交代の場合は、「ベンチに戻る選手とベンチから入る選手」をまずアナウンスし、その結果玉突きで移動する選手をアナウンスしていき、ベンチに戻った選手のポジションが埋まればOKです。
最後に打順の順序でアナウンスをして、完了となります。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。