野球のストッキングの履き方は、ユニフォームを着た経験のないお母さんにとって、なかなか理解が難しいです。
どの順序で履くのが良いのか?上手に着るコツは?を説明したいと思います。
履く順番
ユニフォーム(下)とストッキング、アンダーストッキング、靴下止めと、初めて野球を始める時、その履き方は大きな難関です。
ユニフォームを着始めて2~3ヶ月経っても、うまく着ることができないお子さんもいます。
履く順序ですが
- アンダーストッキング(長い靴下)
- ストッキング
- 靴下止め
- ユニフォーム(下)
になります。
アンダーストッキングとストッキング
アンダーストッキングをまず膝上まで、目一杯伸ばして履いてしまいます。
※足裏の汚れが気にならない「足裏だけ黒」のタイプがお母さんたちには人気です。
その後、アンダーストッキングを膝上まで伸ばしたまま、ストッキングを履いていきます。
ストッキングとアンダーストッキングを履く目的は、スライディング時の膝の保護になります。そのため一度膝上までしっかりと伸ばして履いておくことが大事です。
ストッキングの前後
アンダーストッキング、ストッキングには左右差はありません。
アンダーストッキングは形状から履く方向を間違うことは、ほとんどないと思います。
一方で、ストッキングには前後の違いがあるため注意が必要です。
穴(クリ、切れ込み)が小さいのが前で、大きいのが後ろです。
ここを間違いなく履くことができると、脱初心者ですので、注意して履きましょう。
靴下止めの力加減
アンダーストッキング、ストッキングを膝上まで伸ばした履いた状態で、靴下止めを使用します。
靴下止めの役割は、アンダーストッキング、ストッキングがずり落ちを防ぐことです。そのため緩すぎるのは意味がありません。
一方でキツく締めると血行が悪くなり、プレーに支障が出ます。
小学生低学年の力では、血行が悪くなる程度までキツく締めることはほとんどありません。むしろ力不足で緩すぎることが多いです。
(練習中にストッキングがずり落ちることが多いです)
小学生低学年のうちは、お母さんが適切な力加減で靴下止めを着けても良いと思います。
靴下止めしてから、アンダーストッキングとストッキングを折り返す
膝上まで伸ばして履いたアンダーストッキング、ストッキングの上で、ふくらはぎの最上部、膝頭の真下、膝裏の下の辺りで靴下止めを装着します。
靴下止めをしたあと、アンダーストッキングとストッキングを折り返しますが、「スライディング時の膝の保護」の目的がありますので、膝の部分にアンダーストッキング、ストッキングが少し残る程度で折り返すことがポイントです。
仕上げ(ユニフォームを着る)
靴下止めをして、アンダーストッキング、ストッキングを折り返してから、ユニフォームを履きます。
この時、アンダーストッキングやストッキングにユニフォームを巻き込むようなことをする方法を見かけますが、あまりオススメしません。
※少年野球では、意図しない怪我や熱中症の発生の場合に、お母さんがチームメイトのユニフォームを緩める、アンダーストッキングとストッキングを脱がせる場面があります。この時、巻き込み型で履いている場合、非常に苦戦します。
まとめ
履く順序は、
①アンダーストッキング
②ストッキング
③靴下止め
④ユニフォームです。
アンダーストッキングとストッキングを履く目的は、スライディング時の膝の保護です。
靴下止めをしたあと、アンダーストッキングとストッキングを少しだけ膝に残る形で折り返すことがポイントです。
靴下止めの力加減が難しいので、小学生低学年のうちは、お母さんが靴下止めを締めると良いと思います。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。