試合で活躍して欲しい気持ちもあって、素振りをして欲しいな、と思いますよね。
小学生にとっての素振りの効果を考えてみたいと思います。
素振りの一般的な効果
野球の一人練習の代表といえば、素振り。
プロ野球の選手も素振りを行っています。甲子園を目指すような強豪校だと1日1000本みたいな話もよくあります。
一般的な素振りの効果としては
- バットスイングが速くなる
- バットスイングが安定する
- バットスイングのタイミングを体得する
が上げられます。
小学生の素振りの効果
小学生にとっての素振りの一番の効果は、バットを振り切る体力づくり、筋力づくりになります。
体力と筋力がつけば、自然とバットスイングが速くなり、安定します。
小学生のうちは、必要以上の筋力トレーニングはオススメできません。スポーツ行う程度の負荷でトレーニングを行うことが大事で、野球であれば普段使用するバットの重さでのトレーニングが適切となります。
素振りを通じて、肩まわり、腕、腰、体幹、下半身と野球に必要な筋力を自然に鍛えることができます。
素振りは1度の回数よりも継続性が大事
一般的には100回が目安になりますが、回数にこだわるのではなく、少ない回数でもよいので毎日継続することが大事と考えます。
小学生、特に男の子の場合、集中力が長く続かないことが一般的です。
そのため、素振りのため外に出ていったばかりなのに、すぐに戻ってきた時には、早く戻ってきたことを指摘するのではなく、少しずつでも継続できたことを褒めることが大事です。
とはいえ、一番の効果は「体力づくり・筋力づくり」ですので50回程度を継続的にできることを目標にしましょう。
※50回は、1分に10回として5分間。1分に10回であれば、6秒に1回です。
5分程度であれば、小学生でも集中力の維持できる長さになります。
まとめ
素振りの一般的な効果は、バットスイングの速さ、安定、軌道の向上ですが、小学生の場合は、体力、筋力づくりの効果が大きいです。
素振り1度の回数よりも毎日継続して行うことが大事です。
体力、筋力づくりの効果を考えると5分・50回をまずは目安にすると良いと思います。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。