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【少年野球】少年野球ママでも分かる「防御率」「自責点」について

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ピッチャーを評価する指標である「防御率」。聞いたことがあるけれどよく分からない。今回は「防御率」と「自責点」について、説明したいと思います。

防御率は「9回投げたと仮定したとき、何点取られたか」

防御率は、ピッチャーが9回(=1試合分)投げたとしたら、何点取られるかを表す指標です。

  • 防御率が2.00のピッチャーは、9回投げると2点取られる
  • 防御率が4.00のピッチャーは、9回投げると4点取られる

つまり、数値は低いほうが良く、ピッチャーの「どれくらい点を取られにくいか」を表す数字です。

ただし、すべての失点がカウントされるわけではなく、ピッチャー自身の責任による点(=自責点)だけ を使って計算します。

「自責点」ってなに?

自責点とは、ピッチャーの投げたボールだけが原因で取られた点のことです。

自責点になる例

  • フォアボール(四球)でランナーを出して、次のバッターにヒットを打たれた
  • ヒットやエラーがなくても、タイムリーを打たれて点が入った

このように、ピッチャーの責任で点が取られた場合=自責点となります。

自責点にならない例

  • ショートがゴロをエラーして、そのランナーが後でホームイン
  • フライを落としてしまい、それが得点につながった

このように、味方のミス(=エラー)で出た点は、ピッチャーの責任ではない=自責点になりません。

防御率はどうやって計算する?

防御率の計算は以下の式で求めます。

防御率 =(自責点 ÷ 投球回数)× 9

【例】

ピッチャーが5回を投げて、自責点が2点だった場合:
(2 ÷ 5)× 9 = 防御率3.60

このように、「失点の内容」からピッチャーに責任があるのかどうかを判断して、「自責点」から計算されるのが「防御率」になります。

少年野球ママと防御率

少年野球ではスコアブックを細かくつけないチームも多く、少年野球の試合が7回制であることもあり、少年野球では打率やホームラン数に比べると(9回が基準の)防御率をしっかり計算することは多くありません。

「あの点はエラーだったから、自責点じゃない(ピッチャーの責任ではない)」

「フォアボールが増えると、自責点が増えやすい(ピッチャーの責任)」

といった視点を持つことで、試合内容がより深く理解できるようになります。

失点だけにとらわれず、「どんな内容で点を取られたか?」を意識すると、上手にお子さん(選手)を応援できるようになります。

※エースと呼ばれるピッチャーは、味方のミス(エラー)があっても動じずに、失点を防いでいきます。
これは、少年野球、高校野球、プロ野球、どのカテゴリーでも変わりません。

そのようなピッチングには、「すごいね!」と応援していきましょう。

まとめ

防御率は、ピッチャーがどれだけ点を取られるか、取られにくいかを表す指標で、数値が低いほうが良いです。

防御率は自責点で計算し、自責点はピッチャーの責任で取られた点のことです。

少年野球では、防御率を算出することは少ないですが、どんな内容で点が取られたか?を意識すると、上手に応援できるようになります。

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〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。