2025年4月11日、プロ野球界で「魚雷バット(トルピードバット)」の使用が公式戦で認められました。
今回は、魚雷バットの特徴やプロ野球での使用解禁の背景、そして少年野球への影響について、わかりやすくご紹介します。
魚雷バットって、どんなバット?
魚雷バットは、先端が細く、全体的に流線型の形状をしたバットです。その独特な形状が魚雷に似ていることから、こう呼ばれています。
もともとはアメリカ・メジャーリーグで開発され、「先端が細く、全体的に流線型の形状」が振り抜きやすさにつながり、打撃向上を目的に使用されてきました。
日本でも、プロ野球選手が練習で使用する姿が見られるようになっていました。
プロ野球での使用解禁
これまで、日本のプロ野球では、魚雷バットの使用が公式戦で認められていませんでした。
しかし、2025年4月11日に開催されたプロ野球規則委員会で、魚雷バットが野球規則に抵触しないことが確認され、即日使用が認められることとなりました。
これにより、プロ野球選手は公式戦でも魚雷バットを使用できるようになりました。
少年野球への影響は?
現状では、プロ野球で魚雷バットの使用が認められたとはいえ、少年野球への影響はほとんどありません。
現在、魚雷バットは主にプロ選手向けに製造されており、少年野球用に販売されるのは早くて来年度モデルからになると思います。
また、少年野球の公式戦で使用できるバットは規定が厳しく定められており、魚雷バットがその規定に適合するかどうかの確認が必要など、手続きが必要です。
※プロ野球では、試打する選手もいますが、使用の広がりは大きくありません。「先端が細く、全体的に流線型の形状」の独特の形状に使用感が慣れないこと、飛距離が思ったよりも出ない感覚が要因のようです。
魚雷バットを少年野球で使用する?しない?
魚雷バットの「先端が細く、全体的に流線型の形状」による特長は「振り抜きやすさ」です。
この「振り抜きやすさ」は、野球を始めたばかりの少年野球では「ミート力のアップ」につながるため、私は「あり」と考えています。
そのため、魚雷バットの少年野球への解禁を期待しています。
まとめ
魚雷バットは、先端が細く、全体的な流線型の形状のバットのことで、アメリカで開発され、2025年から日本のプロ野球でも使用が解禁となりました。
少年野球にはまだ影響はなく、少年野球の規則への適合や、メーカーでの販売など、今後使用できるようになるのか分かりません。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。