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【少年野球】ビヨンドマックスの飛距離の仕組み

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「飛ぶバット」といえば、ミズノのビヨンドマックスシリーズ。どうして飛距離が出るのか?を分かりやすく解説してみたいと思います。

 

 

ビヨンドマックスは「柔らかいバット」

ビヨンドマックスはバットの芯の周囲に柔らかいウレタン素材が使われています。

通常の金属バットでボールを打つ瞬間、硬い金属バットに対して柔らかい軟式ボールが大きくつぶれます。この「つぶれ」がエネルギーを吸収してしまい、飛ぶために使われるはずのエネルギーが失われてしまいます。

※ボールがつぶれない「硬式ボール」では発生しない問題なので、高校野球の金属バット(硬式用金属バット)にはビヨンドマックスはありません。

ビヨンドマックスの場合、芯部分のウレタン素材がボールの変形を抑えてくれるため、エネルギーロスが減り、ボールに飛ぶ力がしっかりと伝わりやすくなります。

この「ボールの変形を抑える」効果がビヨンドマックスの秘密です。

ビヨンドマックスは力がなくても飛ぶ?

ビヨンドマックスは、バットに「飛びやすい」秘密がありますが、まだ力のない、低学年の選手がその効果を十分に得られるか?は別問題です。

ビヨンドマックスは、「ボールの変形を抑制することで、普通の金属バットよりも飛ぶ」ため、打った瞬間にボールが変形するほどのパワーとスイングスピードがないと、その効果が十分に発揮されません。

スイングスピードがまだ早くない、パワーの小さい低学年の選手では、ビヨンドマックスの恩恵が十分に得られないと考えて良いと思います。

ビヨンドマックスは高価なバットですので、5年生以上の高学年から検討してもよいと思います。

ビヨンドマックスが向いている選手

  • ある程度スイングスピードがある子
  • 振り切る力がついてきた子
  • 試合で結果を出したい高学年の子

上記のような選手には、ビヨンドマックスは強い味方になります。
バットを強く「振り切れること」が重要です。

まだ振り切る力が足りない場合は、素振りを繰り返して、「バットを振る力」を付けることが大事です。

※ビヨンドマックスを購入してからでも、「バットを振る力」が付けばよいので、ビヨンドマックスの仕組みを理解し、素振りなど行えば、バットの力ではなく、自分のバッティング技術も向上し、一石二鳥ですね。

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まとめ

ビヨンドマックスは、打つ瞬間の「ボールの変形を抑えること」で飛距離が出るバットです。

スイングスピードがまだ速くない、パワーがまだ小さい、選手は、その効果を十分に得るひとが難しく、基本的には高学年向けのバットです。

バットを振り切る力を付けるには素振りが一番効果的です。素振りを続けることで、バットの力ではなく、自分のバッティング技術の向上も期待でき、より一層ビヨンドマックスの効果を得ることができると思います。

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〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。