「少年野球を始めたい!」と言われたとき、まず気になるのが「お金」の問題。ユニフォームや道具、月謝など、どれくらいかかるのか不安ですよね。
少年野球を始める際に必要な費用の目安と、少しでも節約するコツを紹介します。
入団費・月謝などチームへの支払い
チームに入る時
各チームで呼び方が違いますが、チームに入る時に必要な費用があります。
- 入団費(月謝1ヶ月分が多い)
- 登録料(チームが所属する団体による、1,000円程度が多い)
- スポーツ保険(1,000円~2,000円)
合計3,000円~10,000円
上記をそれぞれ明記しているチームもあれば、上記をまとめて入団費とするチームもあります。入団費から購入済みのチームの帽子などを渡すチームなど、チームにより様々です。
野球ではボールが当たる、ぶつかって怪我をする、などスポーツ保険を利用する機会は比較的多いと思います。
月々の支払い
月謝は、3,000円~6,000円が多いと思います。
月謝の内訳は
チーム運営費として
- 道具代
- 共通の飲み物代
- グランド代
- 監督やコーチの指導料
が含まれています。
チームの運営費では、試合するにも毎回新しいボールを準備したり、キャッチャーの道具やヘルメットを定期的に買い替えるなど、チームで共通の道具の買い替え費用が主な出費です。
チーム事情によりますが、グランドの使用料や指導者への指導料が含まれる場合があり、その場合は月々の支払いは大きくなります。
クラブチームや硬式野球チームの場合、指導者(監督やコーチ)がボランティアではなく、指導料を支払う場合があります。
指導の質が高い可能性は高いですが、その分、月々の支払いは大きくなります。
道具にかかる費用
グローブ | 5,000円~15,000円 |
バット | 5,000円~20,000円 |
スパイク | 3,000円~10,000円 |
試合ユニフォーム | 5,000円~15,000円 |
帽子 | 2,000円~4,000円 |
アンダーシャツ | 1,500円~3,000円 |
ソックス・ベルト | 1,000円~2,000円 |
練習ユニフォーム | 2,000円~5,000円 |
合計すると、初期費用だけで3万円~7万円ほどかかることになります。
以下、道具ごとに解説していきます。
グローブ
野球を始めるタイミングでは、1万円以下の柔らかいグローブで十分です。
ただ、グローブはそれぞれのクセがあるため、先輩たちのお下がりはオススメしません。
バット
野球を始めるタイミングでは、ビヨンドマックスなどの高額なバットは不要です。
また、どんなバットを買えばよいか?分からない場合が多いと思います。
先輩たちの「お下がり」で十分な場合が多く、購入する前にチームに相談すると良いと思います。
スパイク
少年野球の場合、5年生・6年生でもスパイクは不要です。
一部、ピッチャーをする選手や意識の高い選手がスパイクを履きますが、グランド自体がスパイクを禁止している場合もありますので、基本的には買う必要はありません。
一方で、スパイクの代わりとなる「トレーニングシューズ」をチーム指定のカラーで購入する必要がある場合が多いため、チームに確認しましょう。
試合用ユニフォーム
2年生以下の低学年であれば、試合ユニフォームは不要の場合が多いです。
必要となる目安は、大会が始まる4年生、3年生になることが多いです。
帽子
ユニフォームは不要でも帽子だけは、入団してすぐに必要な場合が多いです。
子ども用の帽子は1サイズのことが多く、入団時に買った帽子を被り続けることから、6年生の帽子はボロボロになっていることが多いですね。
アンダーシャツ
消耗品と考えましょう。
肌に直接触れるものでもあるので、お下がりを嫌う方もいると思います。
こだわりがない場合は、先輩たちのお下がりでも十分で、チームの中心選手のお下がりは意外と子どもたちに人気(モチベーションもあがる)です。
ソックス(ストッキング)ベルト
ストッキングとベルトはチームの指定カラーがある場合が多いため、確認してから買いましょう。
練習用ユニフォーム
チームによっては必要な場合がありますが、少年野球の場合、練習用ユニフォームが不要な場合が多いです。
※ミズノなどの野球メーカーのユニフォームは130cmからのサイズ展開が多く、こちらのユニフォームは120cmと珍しいサイズです。
節約のコツ
チームへの支払い
チーム事情により負担の大きさが違います。
地元の小学校のグランドを借りて、指導者がボランティアで運営しているチームは比較的負担は小さいです。
専用のグランドがあり、指導者に指導料を支払うような硬式野球のチームなどは、負担が大きいです。
負担が大きすぎないチームで野球を続けることが大事です。
道具
初めからすべて新品をそろえる必要はありません。以下の方法を活用して、費用を抑えましょう。
-
お下がりを活用する:兄弟やチームメイトの使わなくなった道具をもらう。
-
最初は安価な道具でOK:初心者用道具なら1万円程度でそろうものも。
-
チームの貸し出しを活用する:キャッチャーミット、ファーストミットは共有用のものがあるチームもあります。
特に、子どもはすぐに成長するため、最初から高価なものを買わず、まずは「続けられるか」を見極めることも大切です。
まとめ
少年野球を始める際には、入団費・月謝に加え、道具代が大きな負担になります。
月謝はチームによって負担が違うため、入団する前によく確認して負担が大きすぎないチームを選びましょう。
道具は、いきなり買い揃えるのではなく、必要な道具を確認したり、先輩のお下がりを活用することで、かなり節約が可能です。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。