花形となるポジションはどこなのか?は気になりますね。
野球の場合、ポジションごとに特徴があります。
特に少年野球の場合は、学年や体の大きさが違うこともあり、それぞれのポジションの特徴がプロとは違うことがあります。
お母さんにはその特徴を理解して、お子さんを上手に応援して欲しいと思います。
バッテリー
バッテリーは投手(ピッチャー)と捕手(キャッチャー)のことです。
1.投手(ピッチャー)
野球は投手(ピッチャー)がボールを投げてプレーが始まります。
ボールに触れる機会が多く、ストライクが入らないと試合にならないため、一番重要なポジションになります。
一番重要なポジションのため、チーム内でも上手なメンバーがこのポジションになることが多いです。
- ストライクが投げられる器用な選手
- ピンチに動じない精神力の強い選手
- 強いボールが投げられる(肩の強い)選手
2.捕手(キャッチャー)
投手(ピッチャー)と同様にボールに触れる機会が多く、子供にも人気のポジションです。他のポジションと違い防具(マスク、プロテクター、レガース)を装着するので特徴的ですが、夏は暑さとの戦いにもなります。
投手(ピッチャー)と同様に重要なポジションですが、投手(ピッチャー)よりもチーム全体に気を配ることが求められるポジションです。
- 投手(ピッチャー)の強いボールを確実に捕球できる選手
- ピンチでもチームを鼓舞できる選手
- 強いボールが投げられる(肩の強い)選手
内野手
3.一塁手(ファースト)
内野の他のポジションに比べると地味に見えますが、一塁手(ファースト)が内野手の送球を確実にキャッチできないと、アウトが増えないため、少年野球では重要度の高いポジションになります。
また、左利きの選手は、投げやすさなどの体の使い方の面から、一塁手(ファースト)での起用を優先する場合が多いです。
- 左利きの選手
- ワンバウンドなど捕球の上手な選手
- スピードよりもパワーで勝負する選手
4.二塁手(セカンド)
一塁までの距離が近いため、特に少年野球の場合、年齢などの体格差があることから、体の小さな選手が起用される場合が多いです。
少年野球では学年が下の選手が起用されるため、二塁手(セカンド)で試合デビューになる場合が多いです。
本来、場面によって様々な動きを要求される難しいポジションですので、試合デビューしたお子さんには、「動きの難しいポジションで頑張ったね」と声をかけてあげて欲しいです。
- 体の小さい選手
- 野球勘の鋭い選手
- パワーよりもスピードで勝負する選手
5.三塁手(サード)
右バッターが多いこともあり、打ち損じの打球が一番飛んでくるポジションです。そのため、少年野球では確実性が求められるポジションになります。
また、一塁までの距離が長いこともあり、強いボールが投げられる(肩の強い)選手が起用されることも多いです。
- 送球が安定している選手
- 強いボールが投げられる(肩の強い)選手
- 一度のミスでもへこたれない、精神力の強い選手
6.遊撃手(ショート)
内野の花形のポジションです。各チーム最も上手な選手がこのポジションに起用されることが多いです。
守備範囲が広いうえ、一塁からも遠く、場面によって様々な動きを要求されるなど、守備面では最も総合力が求められます。
- 守備範囲の広い選手
- 強いボールが投げられる(肩の強い)選手
- 野球勘の鋭い選手
外野手
少年野球の場合、打球がたくさん飛んでくる内野手のほうが重要度が高い傾向があります。強いチームは外野手がしっかりしていることが多い(外野手にも上手な選手を配置できる)ため、相手チームの強さを確認する場合は、外野手を観察すると良いです。
7.左翼手(レフト)
右バッターの強い打球が飛んでくるため、フライを捕ることが上手な選手が起用されるポジションです。外野の他のポジションに比べると送球する距離が短いことから、肩が強くなくても活躍できるポジションになります。
- フライを捕ることが得意な選手
- ボールの強さよりも正確性に強みのある選手
- 守備が苦手でもバッティングの良い選手
8.中堅手(センター)
「センターライン」の一角で、最も守備範囲の広いポジションになります。そのため足が速く、送球の強さ(肩の強さ)が求められます。
また、外野手では要のポジションになりますので、両翼(レフト・ライト)にも気を配ることができる選手が起用されます。
- 足が速く、守備範囲の広い選手
- 強いボールの投げられる(肩の強い)選手
- 野球勘が鋭い選手
9.右翼手(ライト)
少年野球では「ライトゴロ」が発生するため、外野手の中ではゴロを捕ることが上手な選手が起用されることがあります。
「ライトゴロ」や三塁への送球など、左翼手(レフト)に比べると送球の強さが求められるポジションになります。
「ライトゴロ」は相手のヒットがアウトになるビックプレーになりますので、「ライトゴロ」が達成できた時は、多いに盛り上がりましょう!
- ゴロを捕るのが上手な選手
- 強いボールが投げれる(肩の強い)選手
- 左利きの選手
まとめ
少年野球では、投手(ピッチャー)捕手(キャッチャー)遊撃手(ショート)のポジションに上手な選手を起用する傾向があります。
また、左利きで上手な選手は一塁手(ファースト)に起用されることが多いです。
〈この記事について〉
私自身の指導者経験から、少年野球を応援するお母さんの目線での記載になっていますので、野球に詳しい方の理解と異なる場合があります。